小学5年生の自由研究テーマ一覧|簡単&おすすめアイデア集

小学5年生の自由研究は「実験・観察・調べ学習・工作」の4分類からテーマを選ぶと、驚くほど絞り込みやすくなります。この記事では定番テーマを20個ほど厳選し、選び方のコツやまとめ方まで一気に紹介します。

夏休みも半ばに差しかかると、「うちの子、自由研究どうしよう…」と焦り始めるご家庭、多いんじゃないでしょうか。

私自身、教育系メディアで自由研究の特集を10年近く担当してきたのですが、毎年この時期になると「テーマが決まらない」という相談が本当に増えるんですよね。

小学5年生って、実は自由研究にとってかなり“おいしい”学年なんです。低学年のころは「シャボン玉で遊んでみた」くらいで十分褒めてもらえたのに、高学年になると宇宙や環境問題、SDGsといった、ちょっと大人びたテーマにも手が届くようになる。

知的好奇心が育ってくる時期だからこそ、少し難しいテーマにあえて挑戦させてみるのも一つの手なわけです。

この記事では、学研×朝日新聞キッズネットの「自由研究プロジェクト」や、アソビュー株式会社が実施した「2023年夏休みの自由研究テーマランキング」、そして楽天ブックスが2026年7月に発表した最新調査など、具体的な調査・実例をもとに、5年生向けの自由研究テーマを「簡単にできるもの」「理科の実験系」「調べ学習系」「工作系」に分けて整理しました。

テーマ選びに悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

小学5年生の自由研究、テーマはどう選べばいい?

結論から言うと、5年生の自由研究テーマは大きく「実験」「観察」「調べ学習」「工作」の4つに分類すると選びやすくなります。

これは私の持論というより、学研×朝日新聞キッズネットの「自由研究プロジェクト」でも、まさにこの4分類で500以上のテーマが整理されているんです。

まず「どの型でやりたいか」を子どもと一緒に決めてしまうと、テーマ探しがぐっとラクになります。

「実験は苦手だけど工作は好き」という子なら、最初から工作系のテーマだけを見比べればいいわけですし、「じっくり観察するのが好き」という子には生き物や植物の観察テーマが向いています。

そろばん教室「いしど式」の学習コラムでも触れられているとおり、5年生の算数では「割合」や「単位量あたりの大きさ」といった、比べる力を必要とする単元を学びます。

自由研究でも、この“比べる”という視点を取り入れると一段階レベルの高い研究になるんです。

個人的には、この「比べる」の一工夫こそが、5年生の自由研究を単なる作業から立派な研究に変える鍵だと考えています。


自由研究5年生の簡単テーマは?定番5選を紹介

簡単に取り組めるテーマとして人気なのは、ペットボトルを使った実験や、身近な材料でできる工作系です。

学研×朝日新聞キッズネットの「自由研究プロジェクト」で紹介されている例では、「ペットボトルで雲を作ろう」という実験があります。

ペットボトルに消臭スプレーを吹きこんでギュッと押したり手を離したりするだけで、中に雲のようなものが現れるという、準備が少なくて済むテーマです。

所要時間はおよそ30分程度とされていて、夏休みの初日にサクッとできてしまう手軽さが魅力です。

同じく手軽なものとして「割れないシャボン玉を作ろう」という実験も紹介されています。

シャボン玉を手のひらの上でお手玉のようにできるか試しながら、どんな条件だと割れにくいのかを考えるという内容で、1日で完結できるテーマです。

工作系だと「消しゴムで自分だけのはんこを作る」「万華鏡をつくる」といったテーマも簡単な部類に入ります。

材料費もあまりかからず、1〜2時間程度で完成させられるのが嬉しいポイントですね。

私が個人的におすすめしたいのは、こうした「簡単テーマ」であっても、必ず“なぜそうなるのか”を一言添えさせること。

シャボン玉が割れない理由、雲ができる仕組み——ここを一文でもいいので書かせると、単なる工作から立派な自由研究に格上げされるんです。

なお、消しゴムはんこ作りではカッターを使うことになるので、必ず保護者が近くで見守りながら進めてください。


自由研究5年生の理科の実験テーマ7選

理科の実験テーマとしては、色の変化や電気・磁石を使ったものが特に人気です。

学研×朝日新聞キッズネットの「自由研究プロジェクト」では、「色が変わる魔法の科学実験」という、液体の色が茶色から青紫色に変化し、さらにその色を消してしまうというマジックのような実験が紹介されています。

色の変化の仕組みを科学的に説明できるようになると、見た目のインパクトだけでなく理科的な理解の深さもアピールできます。

電気・磁石系では、「お酢で液体電池を作ろう」というテーマも面白いところ。

世界初の電池がボルタという人物によって発明されたという歴史的な背景に触れながら、お酢を使って電池のしくみを再現するという実験です。

ほかにも「電じしゃくの力を調べよう」「モーターを作ろう」といった、エナメル線や乾電池を使う実験も紹介されていて、約200年前にイギリスの科学者ファラデーがモーターの原理を発見した歴史とあわせて調べると、理科と歴史をつなげた自由研究になります。

夏らしい実験としては「塩の結晶を取り出そう」「海水から真水を取り出そう」といった、日光やじょう発を利用したテーマも定番です。

海水浴に出かける予定があるなら、実際に海水を使って実験してみると臨場感のあるレポートになりますよ。

生き物観察では「セミの羽化を観察しよう」というテーマも根強い人気があります。

幼虫の姿で地上に出てきたセミが、どのようにカラを脱いで成虫になっていくのかを実際に観察するという、夏休みならではのテーマです。

ここで一つ、記者として注意喚起をさせてください。

お酢電池や電じしゃくの実験は乾電池・エナメル線を使うため発熱することがあり、海水のじょう発実験ではコンロや直射日光下での長時間作業に熱中症のリスクがともないます。

いずれも必ず大人が付き添い、換気の良い場所で、直接肌に長時間触れさせないように注意してください。


自由研究5年生の調べ学習・社会科テーマ6選

調べ学習系では、自分が住んでいる地域や身近な暮らしをテーマにした研究が取り組みやすいとされています。

おすすめなのは「自分の住んでいる市区町村を調べる」「町のお気に入りの場所を調べる」といったテーマ。

ポイントは“比較”を入れることで、人口や産業、昔と今の写真などを隣の市区町村と比べるだけで、内容が一気に深く見えるようになります。

社会系のテーマとしては「ふだん使っているものを、どこで買っているか調べよう」「1年間の電気代やガス代、水道代を調べよう」「姉妹都市を調べよう」といった、家庭の暮らしと地域を結びつけたテーマも紹介されています。

また、環境問題やSDGsは学年が上がるにつれて人気が上昇する傾向にあります。

アソビュー株式会社が2023年に実施した調査によれば、環境問題・ごみ問題・水質・気候などのテーマは、生活科から理科と社会に分かれる3年生以降の学年で関心を持って取り組む子どもが多くなっているとのこと。

5年生はまさにこの層にあたるので、「グリーンカーテンの効果を調べよう」「家ではどんなごみを多く出しているのか調べよう」といったテーマは学年にぴったり合っていると言えそうです。

工場見学や職業体験のような、外に出かけて取り組むタイプの調べ学習も近年人気が上昇しています。

同じくアソビュー株式会社の調査では、2022年の夏休みは約66.1%の家庭が「お出かけをしなかった」と回答していたのに対し、2023年の調査では「お出かけをする」「必要があればお出かけをしたい」と答えた家庭が合わせて85.8%にのぼったと報告されています。

工場見学や職業体験のような体験型の自由研究が支持を広げている背景には、こうした外出意欲の高まりがあるようです。


自由研究5年生の人気1位は?おすすめ工作テーマ5選

自由研究のテーマとして最も人気が高いのは、実は工作・ものづくり系です。

アソビュー株式会社が小学生とその保護者4,268人を対象に2023年6月29日〜7月3日に行った調査によれば、「2023年夏休みの自由研究テーマ」で1位になったのは2年連続で「ものづくり・図画工作」でした。

作る内容としては貯金箱が最も多く、そのほかにおもちゃやミニチュア作り、家具や小物のDIYといった声が集まったとされています。

2位は「生物観察」、3位は「化学・科学実験」で、この上位3つは前年と同じ順位となり、自由研究の定番テーマであることがうかがえます。

なお、2026年7月に楽天ブックスが発表した最新調査でも「工作・ものづくり」が自由研究テーマ全体の4割を占めており、ものづくり系の人気は年を追っても衰えていないことがうかがえます。

5年生向けの具体的な工作テーマとしては、「よく飛ぶ紙飛行機を作ろう」「回すと動く!パタパタアニメ再生装置」「立体地図を作ろう」といったものが紹介されています。

特に紙飛行機の実験は、いろいろな折り方でデータを取り、どの形が一番よく飛ぶかを比較するという、5年生の算数で学ぶ“比べる力”ともつながる内容になっています。

伝統工芸に挑戦するテーマもおすすめです。

和紙作りや竹細工、染め物、陶芸など、住んでいる地域や旅先で体験できる伝統工芸を調べてチャレンジするという企画は、社会科の学びとも結びつきやすい内容です。

玉ねぎの皮を使った染め物のように、家庭で手軽にできる伝統的な手法も紹介されています。

こうしたものづくり系のテーマが人気を集める理由は、完成した“成果物”が目に見える形で残るからだと私は考えています。

実験や調べ学習は結果が数字や文章になりがちですが、工作は手を動かした達成感がそのまま作品として残る。

これは子どものモチベーション維持にとって、かなり大きな意味を持つのではないでしょうか。


自由研究のまとめ方、基本の流れは?

自由研究のまとめ方は、「目的→方法→結果→考察→感想」という流れを守ることが大切です。

楽天ママ割が実施した元教師インタビュー企画でも、テーマそのものよりも、この流れがしっかりしているかどうかが評価のポイントになりやすいと指摘されています。

「研究のきっかけ」として、なぜこのテーマを選んだのか、どこに興味を持ったのかを最初に書いておくと、読み手にも伝わりやすくなります。

結果と自分の感想は必ず分けて書くのがコツです。

「Aは青紫色に変化した」は結果、「根や芽が出るときにでんぷんが使われている」は考察、「難しかったけど楽しかった」は感想、というふうに役割を分けて書くと、ぐっと研究らしい仕上がりになります。

途中で方向転換しても大丈夫なので、まずは子どもが一番興味を示したものを1つ選んで、小さく始めてみるのがおすすめです。


算数の「比べる力」を自由研究にどう活かす?

自由研究のクオリティを一段階上げるには、5年生で学ぶ算数の考え方をレポートに応用するのが効果的です。

そろばん教室「いしど式」の学習コラムでは、5年生の算数は小学校算数の中でも最も難易度が高く、内容も抽象的になる学年だと説明されています。

特に「割合」「分数の計算」「体積」「速さ」といった単元は、日常生活との結びつきが見えにくいため、算数が苦手と感じる子どもが急増する時期でもあるとのことです。

裏を返せば、自由研究でこれらの単元を“実際に使ってみる”ことは、算数の理解を深める絶好のチャンスでもあります。

例えば「よく飛ぶ紙飛行機」の実験で、10回飛ばしたうちの成功率を割合で表現してみる。

「電気代を調べよう」のテーマで、月ごとの使用量をグラフにして、円グラフや帯グラフの読み方・作り方を実践する。

こうした工夫は、自由研究であると同時に算数の復習にもなるわけです。

以前、紙飛行機を何度も飛ばして飛距離の平均や最大値を記録していた5年生の作品を見かけたことがあるのですが、「よく飛んだ」の一言で終わらせず、数字で結果を語っていた点がとても印象に残っています。

こうした“数字で語る力”は、自由研究においても確実に武器になるはずだと私は感じています。


自由研究、保護者はどこまでサポートすべき?

自由研究は「全て子ども自身」よりも、大人が適度にサポートする家庭のほうが圧倒的に多いのが実情です。

アソビュー株式会社の2023年調査によると、「全て子ども自身で取り組む」と回答した家庭はわずか11.7%にとどまり、大人がサポートしたり一緒に取り組んだりする家庭が約9割にのぼったとされています。

サポート内容の内訳を見ると、「テーマや実施方法の相談に乗る」が33.0%で最多、次いで「実施にあたり、どこかに連れて行く・材料の調達などサポートをする」が30.8%、「テーマ決めから相談し、実施まで共に取り組む」が24.5%という結果でした。

学年別の傾向も興味深く、低学年の子どもを持つ家庭では「テーマ決めから相談し、実施まで共に取り組む」の割合が33.9%と高い一方、高学年の子どもを持つ家庭では「全て子ども自身で取り組む」の割合が16.2%まで上昇するとされています。

5年生はちょうどこの中間、つまり「見守りつつも、要所ではしっかり関わる」くらいの距離感が合っている学年だと言えそうです。

ここで一つ、比較的新しい情報を加えておきます。

楽天ブックスが2026年7月15日に発表した「子どもの自由研究に関する調査」(楽天ブックスユーザー1,556名対象、調査期間は2026年6月19日〜22日)によると、自由研究が学校の任意課題であっても「取り組ませたい」と答えた保護者が64.6%にのぼった一方、前年の準備作業に「負担を感じた」保護者も60.1%に達していたそうです。

同調査では、テーマ探しや準備の際に参考にした情報源として「インターネット検索」が55.5%で最多、次いで「書籍・本」が43.8%だったのに対し、「AI(ChatGPT・Geminiなど)」の活用はわずか2.3%にとどまっていることも明らかになっています。

保護者が最も求めているサポートも「子どもが自分でテーマを決められるきっかけ」が56.4%でトップだったといいます。

さらに興味深いのは、この調査で「書籍・本」を参考にした家庭の探究心向上率が77.3%にのぼり、何も参考にしなかった家庭(43.2%)より34ポイントも高かったという結果です。

AIツールがこれだけ話題になっている今の時期に、実際の活用率がまだ低く、むしろ書籍を使った家庭のほうが探究心の向上を実感しているというのは、なかなか意外な数字でした。

自由研究という“親子で悩みながら手を動かす”体験は、便利なツールが増えても簡単には代替されないものなのかもしれません。

この記事で紹介したような一覧を親子で一緒に眺めながら、「これ面白そう」と子ども自身が反応したものから絞り込んでいくのが、遠回りに見えて実は一番早い決め方だと私は感じています。


考察:5年生の自由研究は「比べる」と「体験」がカギになる

ここからは記者としての私見も交えつつ、5年生の自由研究について考えてみたいと思います。

今回いろいろな情報を調べていて改めて感じたのは、5年生という学年が自由研究において非常に“伸びしろの大きい”ポジションにあるということです。

低学年のように手取り足取りサポートが必要なわけでもなく、かといって中学受験を控えた高学年ほど時間に余裕がないわけでもない。

ちょうど、自分の興味関心に基づいてテーマを選び、大人と対等に近い距離感で研究を進められる、絶妙なタイミングの学年だと思うんです。

個人的に注目したいのは、5年生の算数で学ぶ「割合」や「単位量あたりの大きさ」といった、比べる力を要する単元と自由研究の相性の良さです。

単に「やってみた」で終わらせず、「何回中何回成功したか」「他の条件と比べてどう違ったか」というデータの視点を持ち込むだけで、レポートの説得力は驚くほど変わります。

これは私が長年こうした教育コンテンツに触れてきた中で、繰り返し感じてきたことでもあります。

また、工場見学や職業体験といった「お出かけ型」の自由研究が近年支持を集めている流れも見逃せないポイントです。

これまで自宅で完結していた自由研究が、外に出て体験することを前提にしたものへとシフトしつつある。

これは単なる一時的なトレンドというより、体験を通じた学びの価値が改めて見直されている表れではないかと考えられます。

実際に足を運んで、自分の目で見て、質問をして——という一連のプロセス自体が、教科書だけでは得られない生きた学びになるはずです。

もう一つ、この記事を書きながら意外な発見だったのが、AI活用率のデータです。

生成AIがこれだけ身近になった2026年の調査でも、自由研究で実際にAIを使った家庭はわずか2.3%にとどまっていました。

これは、自由研究が「答えを効率よく出す作業」ではなく、「自分の手で試行錯誤するプロセスそのもの」に価値がある活動だと、多くの保護者が無意識に理解している証拠なのではないかと筆者としては感じています。

今後、自由研究のテーマ選びにおいて「学期に習った単元を意識的に組み込む」という視点や、「便利なツールに頼りすぎない体験型の学び」という視点は、もっと注目されてもいい切り口だと考えています。


まとめ

小学5年生の自由研究は、実験・観察・調べ学習・工作の4分類から「どの型で取り組みたいか」を決めるとテーマが選びやすくなります。

簡単なテーマなら「ペットボトルで雲を作ろう」のような数十分で終わるものから、理科の実験なら電気や磁石、色の変化を扱ったもの、調べ学習なら地域や環境問題、工作ならものづくり・図画工作系まで、幅広い選択肢があります。

人気テーマの1位は2023年・2026年の調査でも共通して「ものづくり・図画工作」となっており、算数で学ぶ「比べる力」をレポートに取り入れることで、より完成度の高い自由研究に仕上げることができるはずです。

保護者は「全て任せる」よりも、テーマ決めや実施のサポートを適度に行う家庭が多数派なので、この記事の一覧を親子で眺めながら、興味を持てるテーマから気軽に選んでみてください。

夏休みの終わりに「これ、面白かったね」と親子で言い合える自由研究になれば、それだけでもう十分な成果だと私は思います。


よくある質問

自由研究のテーマが決まらないときはどうすればいい?

まずは「実験・観察・調べ学習・工作」の4分類から、子どもが一番やりやすそうな型を選ぶと絞り込みやすくなります。その上で、興味を示したテーマを1つ選んで小さく始めてみるのがおすすめです。

5年生の自由研究にかかる期間の目安は?

テーマによって幅がありますが、今回紹介した例では30分程度で終わる簡単なものから、1週間ほどかけて観察・記録を続けるものまでさまざまです。夏休みのスケジュールに合わせて選ぶとよいでしょう。

保護者はどこまで自由研究を手伝ってよい?

アソビュー株式会社の調査では、大人がサポートしたり一緒に取り組んだりする家庭が約9割を占めています。テーマ選びの相談や材料の調達などを中心に、無理のない範囲で関わるのが一般的なようです。なお、実験で刃物や電池を扱うテーマでは、安全のため必ず大人が付き添うようにしてください。

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