結論を先に言おう。退職代行アフィリエイトは、2017年に岡崎雄一郎氏と新野俊幸氏が立ち上げた「EXIT」がSNSやテレビで話題になったことをきっかけに広がった比較的新しいジャンルで、案件によっては1件1万円を超える高単価が期待できる分野だ。
ただし「単価が高いから儲かる」という単純な話では終わらない。
案件ごとに成果条件やASPによる報酬差があり、ルールを理解していなければ、せっかくの成果が非承認になってしまうこともある。
この記事では、退職代行というジャンルがどう生まれ、どう広がったのかという経緯から、実際にどれくらいの報酬が得られるのか、どのASPを使えばよいのか、そして稼ぐために押さえておくべき注意点までを、私・神崎慎一郎が客観的な情報をもとに整理して伝えていく。
なお筆者は長年、多様な働き方や企業構造を独自に調査・研究してきた立場から、本記事の執筆にあたっても複数のASPの公開ページを実際に自分の目で確認している。数字は執筆時点(2026年8月)の目安であり、最新情報は必ず各ASP・各サービスの公式サイトで確認してほしい。
退職代行アフィリエイトとは?EXIT誕生の経緯から見る成り立ち
退職代行サービスとは、上司に退職を切り出せない人や、強い引き止めに遭って辞められない人に代わって、退職の意思を会社に伝えてくれるサービスのことだ。
この業界を切り拓いたのが「EXIT」だ。
EXITは、小学校の同級生だった岡崎雄一郎氏と新野俊幸氏の2人によって生まれたサービスだとされている。
きっかけは2017年、新野氏が「退職代行」というアイデアを思いつき、当時歌舞伎町で働いていた岡崎氏に声をかけたことだったと伝えられている。
2人はまず岡崎氏がホームページを自作し、検索広告で「仕事やめたい」といったキーワードに出稿するところから事業をスタートさせた。当初は法人化しておらず、2017年に合同会社としてまず立ち上げ、その後事業が軌道に乗ったことを受けて2018年8月に株式会社EXITを設立したという経緯が、複数の情報源で語られている。
大きな転機になったのが2018年7月ごろの出来事だ。
面識のない第三者のアカウントがSNS(当時のTwitter)で「会社を辞めたい人へ」とEXITを紹介した投稿が大きく拡散し、依頼が一気に殺到したという。
このバズをきっかけに、EXITはNHK・テレビ朝日・フジテレビ・朝日新聞といった大手メディアにも相次いで取り上げられるようになり、それまで一部の人しか知らなかった「退職を代わりに伝えてくれるサービス」という存在が、一般層にも広く浸透していった。
私見だが、この経緯を知ると「退職代行=テレビが火をつけたブーム」という単純な図式ではなく、まずSNSでの草の根の共感が先にあり、それをメディアが後追いで拾い上げていったという流れだったことが分かる。だからこそ一過性の話題で終わらず、その後も業界として根付いていったのだろうと筆者は考えている。
それ以降、退職代行の認知度は年々高まり、特に労働組合や弁護士が運営する退職代行は、法律上のトラブルを避けながら退職を成立させられることを強みとして支持を集めるようになっていく。
退職代行サービスを「紹介して収益化する」のが退職代行アフィリエイトだ。サービス自体が生まれてまだ日が浅いジャンルであるため、クレジットカードやウォーターサーバーのような成熟したジャンルに比べると、参入しているアフィリエイターの数がまだ多くない。
これは裏を返せば、工夫次第で成果を積み上げやすい、いわば「先行者利益」を取りやすいジャンルだということでもある。
退職代行を使う理由の多くは「人間関係が怖い」「引き止めが強い」といった構造的な悩みであり、労働市場が流動化していく限り、需要そのものは簡単には消えないはずだと筆者としては見ている。
退職代行アフィリエイトの単価はどれくらい?
結論から言うと、平均で1件あたり1万円前後、高いものでは1万円台後半に達する案件も存在する、比較的単価の高いジャンルだ。
ただし、ここで正直に申し上げておきたいことがある。
アフィリエイトの成果報酬は、ASPの提携状況やキャンペーンによって日々変動するものであり、以下の金額は筆者が2026年8月時点で各ASPの公開ページを確認した際の目安にすぎない。
実際に案件を選ぶ際は、必ず各ASPの管理画面や公式ページで最新の報酬額を確認してほしい。数字が公表されていない、あるいは非公開案件になっている場合もあるため、その点もあわせて留意してほしい。
その前提のうえで、代表的な案件の単価感を整理すると、次のようになる。
| サービス名 | 成果報酬の目安(要最新確認) |
|---|---|
| 退職代行オイトマ | 1万円台前半 |
| 男の退職代行 | 1万円台前半〜半ば |
| 退職代行Jobs | 1万円台前半 |
| 後払い専門「即ヤメ」 | 1万円台後半 |
| 弁護士法人ガイアの退職代行 | 1万円台前半 |
| 退職代行ニコイチ | 9千円台〜1万1千円前後 |
| 退職代行retry(リトライ) | 8千円台後半 |
| 弁護士法人みやび | ASPによって9千円〜1万1千円台と幅がある |
| 退職代行EXIT | 1万円台後半 |
このように並べると、労働組合が運営する直案件では、ASPへの手数料負担が軽い分、アフィリエイターへの報酬を高めに設定できているケースがあることが見えてくる。
また同じ「弁護士法人みやび」の案件でも、扱うASPによって報酬額に差が出ることが分かっている。
つまり同じサービスを紹介するにしても、どのASP経由で申し込みを促すかによって手取りが変わってくるということだ。これはアフィリエイト初心者が見落としがちなポイントであり、案件を選ぶ際には必ず複数のASPを見比べる習慣をつけたい。
退職代行アフィリエイトを扱っているASPはどこ?

退職代行アフィリエイトを取り扱っているASPは、現時点でそれほど多くない。
主なところでは、A8.net、バリューコマース、もしもアフィリエイト、Link-A、TCSアフィリエイト、アクセストレード、レントラックスなどが挙げられる。
それぞれの傾向を整理すると、次のようになる。
- A8.net:国内最大級のASPだが、退職代行案件そのものの取り扱いは限られており、扱っている案件が数件にとどまる時期もある。まずは登録して自分の目で最新の掲載状況を確認するのが確実だ。
- バリューコマース:扱い件数は多くないが、EXITやJobs、弁護士法人みやびなど、単価の高い案件が並ぶ傾向がある。
- もしもアフィリエイト:複数の退職代行案件を扱っているが、知名度の高くないサービスも含まれるため、単価は案件ごとにばらつきがある。
- Link-A:取り扱い数が比較的多く、知名度の高い「ニコイチ」なども扱っている点が強みとされる。
- アクセストレード・TCSアフィリエイト:弁護士監修・労働組合連携をうたう案件を扱っており、成約率の高さが紹介されていることがある。
- レントラックス:クローズド型のASPで、時期によって扱う退職代行案件の数が増減する傾向がある。
このように、退職代行アフィリエイトは各ASPに分散して掲載されているうえ、案件数自体がまだ少ないジャンルなので、「探しても見つからない」と感じて諦めてしまう人が一定数いるようだ。
しかし実際には存在しないのではなく、単に「ジャンルが細分化されておらず見つけづらいだけ」というケースがほとんどだ。腰を据えてASPの検索窓でキーワードを変えながら探せば、想像以上に案件が見つかるはずだ。
私自身、この記事を書くにあたって複数のASPの案件一覧を実際に見比べてみたが、同じ「退職代行」という言葉で検索しても、ASPによってヒットする案件がまったく違うという印象を強く受けた。だからこそ、1つのASPだけで判断せず、複数を横断的にチェックする姿勢が欠かせないと感じている。
誰に向けたサービスなのか?利用者層から見える攻略のヒント
退職代行アフィリエイトで成果を出すためには、実際にサービスを使う人がどんな属性なのかを知っておくことが欠かせない。
各社が公開している情報を総合すると、利用者は20代〜30代の若年層が中心とされる一方、近年は30代・40代の利用者も増えているとメディア向けに語られており、業種や世代によって利用の傾向に幅があるようだ。男性向けに特化した「男の退職代行」のようなサービスも登場しており、ターゲットを絞り込む動きも進んでいる。
一部の退職代行サービスでは、需要が高まる時期として新年度が始まる春先や、長期休暇明けの時期が挙げられることが多い。これは、新しい環境や慣れない業務に直面したタイミングで「もう辞めたい」という気持ちが高まりやすいという、働く人の心理と重なる話だろう。
つまり退職代行アフィリエイトの記事は、こうした需要期の直前に公開・強化しておくことで、検索流入と成約率の両方を底上げできる可能性が高い。これは私がこのジャンルを見ていて感じる、地味だが見落とされがちな重要な視点だ。
稼ぐためのコツと押さえておくべき注意点
退職代行アフィリエイトで安定した成果を出すためには、いくつか押さえておくべきポイントがある。
まず大前提として、社名・サービス名・商標に類するキーワードでのリスティング広告出稿を禁止している案件が非常に多い。
これは各社の掲載条件に繰り返し明記されている点で、違反すると承認済みの成果であっても後日返金を求められるケースがあると案内されている。

次に、成果の承認条件にも注意したい。多くの案件では「Web問い合わせ後、一定期間内の入金確認」や「決済完了・入金完了」が成果地点とされており、重複申し込み・いたずら・不正・キャンセル・申込み不備などは非承認となる。
単に問い合わせが発生しただけでは報酬にならない点は、必ず理解しておく必要がある。
私自身、複数のASPで退職代行案件の申請要件を読み込んでみたが、「問い合わせ」ではなく「入金確認」を成果地点にしている案件が多く、想像していたよりもハードルが一段階高いという印象を受けた。単価の高さだけを見て安易に参入すると、想定していたほど成果が積み上がらず戸惑うケースもあるだろう。
さらに、退職代行を利用する人は退職後に新しい仕事を探すことになるため、就職・転職系アフィリエイトと自然に組み合わせやすいという特徴もある。1つの記事の中で「退職→転職」という読者の行動導線を意識して構成すれば、2つの成果につなげられる可能性が高まる。
記事作成の面では、自分自身の退職経験や、身近な人の体験を土台にすると、リアリティのある文章を書きやすいというメリットもある。
ただし体験談を書く際は、事実を誇張したり、効果を断定するような表現(「必ず辞められる」「絶対に成功する」など)は避けるべきだ。景品表示法上のリスクにもつながりかねない。
私自身の見解としては、このジャンルで長く成果を出し続けている発信者に共通しているのは、単価の高い案件を追いかけるだけでなく、成果条件や却下条件を正確に理解し、規約違反による非承認・返金リスクを避けている点だと感じている。派手な訴求よりも、地道な信頼構築のほうが最終的な収益に直結するジャンルだと言えるだろう。
考察:退職代行アフィリエイトはこれからどうなるのか
ここからは筆者としての分析を述べたい。
退職代行サービスは、EXITというたった2人の起業家が始めた小さなホームページから始まり、SNSでの拡散、そしてNHKやテレビ朝日をはじめとするメディア報道を経て、社会的な認知を一気に広げていった歴史がある。労働組合運営・弁護士監修といった「安心材料」を打ち出すサービスも次々と登場し、この流れの中でアフィリエイト案件の数もじわじわと増えてきたというのが実情だろう。
とはいえ、現状で退職代行アフィリエイトを扱えるASPや案件の数は、就職・転職系や美容・ダイエット系といった成熟ジャンルと比べればまだ限定的だ。個人的には、この「案件の少なさ」こそが、今このジャンルに取り組む最大の意味だと考えている。
多くの人が二の足を踏んでいる今のうちに正しい知識を身につけ、複数のASPを比較しながら実績を積んでおけば、今後さらに退職代行サービス自体の認知が広がったときに、検索エンジンからの評価が既に積み上がった記事を持つ発信者として優位に立てる可能性が高い。
一方で、退職代行サービスというジャンルの特性上、読者は「今まさに悩んでいる」精神的にデリケートな状態で検索してくることが多い。
だからこそ、煽り立てるような表現や、根拠のない断定的な表現は避け、客観的な情報と誠実な言葉で背中を押すという姿勢が、結果的にサイトの信頼性を高め、長期的な収益にもつながっていくはずだと筆者としては考えている。
数字の華やかさだけを追いかけるのではなく、一次情報や公式情報にこまめに立ち返る地道な作業こそが、このジャンルで長く生き残るための一番の近道だと、私は考えている。
今後も労働環境や働き方に関する社会的な関心が続く限り、退職代行というサービス自体、そしてそれを紹介するアフィリエイトというジャンルも、緩やかに、しかし着実に存在感を増していくと私は見ている。
まとめ
退職代行サービスのアフィリエイトは、岡崎雄一郎氏と新野俊幸氏が立ち上げたEXITが2018年にSNSやNHK・テレビ朝日などのメディアで相次いで取り上げられたことを機に広がった比較的新しいジャンルで、案件によっては1万円を超える高単価かつ競合の少なさが大きな魅力だ。
A8.net、バリューコマース、もしもアフィリエイト、Link-Aなど複数のASPに案件が分散しているため、根気強く比較・選定することが成果への近道になる。
同時に、リスティング広告での商標キーワード規制や、成果承認条件、誇大表現の禁止といったルールを正しく理解し、遵守する姿勢が長期的な信頼と収益を築くカギになるだろう。なお報酬額や取扱い案件は変動するため、最新情報は必ず各ASPや各サービスの公式サイトで確認してほしい。
よくある質問
退職代行アフィリエイトはアフィリエイト初心者でも取り組める?
単価が高く競合が少ないジャンルであるため、記事作成の経験が浅い人でも成果を出しやすいと紹介されている。ただし成果条件や広告出稿の規約は案件ごとに異なるため、事前の確認は欠かせない。
EXITはどうやって生まれたサービス?
小学校の同級生だった岡崎雄一郎氏と新野俊幸氏が2017年にアイデアを形にし、SNSでの拡散をきっかけにNHKやテレビ朝日など複数のメディアで取り上げられたことで、退職代行という業界そのものの認知度が一気に広がったとされている。
退職代行アフィリエイトの案件はどのASPで見つかる?
A8.net、バリューコマース、もしもアフィリエイト、Link-A、TCSアフィリエイト、アクセストレード、レントラックスなどで扱われている。ジャンルとして案件数が少なく見つけづらいため、複数のASPで根気強く検索することが大切だ。


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